110303 その子に寄り添うことから始めたい

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    今日、偶然の要素が強いかもしれないがうまく対応できたことがあったので、記しておきたい。

    あることが原因で自分の気持ちがコントロールできずに、廊下でだだをこねている子がいた。なかなか、気持ちが収まらないらしい。
    その子が立ち上がり、学校の備品であるゴミ箱を蹴り出した。

    これはと思い、さっとその子に行き、抱きかかえた。このときのわたしは行為を止めるというよりはこの子を抱きしめるという気持ちでギュッとその子の体全体を包み込んだ。たぶん、そのわたしの気持ちはその子にも通じたものと思う(というか思いたい)。

    その子の力が一瞬抜けた。
    わたしは自分の精一杯の心を込めて語った。
    「君のイライラする心はしかたないと思う。自分でも収まらないのだから、イライラが収まるまで、自分の心が静まるまで待とう。わたしもここにいて見守るから。でもね、だからといって学校のものにあたるのはどうだい?物が壊れて大変だ。そして物が壊れることでお家の人に迷惑かけることにもなるよ。収まらないイライラがあることはわかる。そんなとき学校のものにあたらない工夫を考えよう。」
    この子はすぐに収まった。そして、さっきまで蹴っていたゴミ箱を丁寧に立て直し、穏やかな顔で教室にもどって行った。

    それぞれの個が違うのだから、それぞれに対応のやり方が異なるのがあたりまえである。だから、この時うまくいったのは、偶然かもしれない。
    今回は、ゴミ箱というものにあたっていたからよいものの、もし、人に暴力をふっていて、わたしがその子を抱きしめたら暴力を受けた子はなぜ暴力をした子を抱きしめるのだ?とおかしく思うことだろう。だから、その時の状況によって異なる。

    しかし、基本は、
    その子のイライラ感を仕方ないことだ。君はどうにかしようとしてることはわかる。でもうまく処理できないんだよね。だから、一緒に考えよう、と寄り添うこと。

    そして、もし学校のルールを破ることがあったときは、その困り感と今行った行為は別であり、ルールはルールとして守らなければならないことを諭す。

    ここをしっかり話すことが大切だと思う。

    この子達は、赤坂さんの言葉を借りれば、「パートタイム」であり「24時間」ではない。穏やかなときにきちんと話しておくことも大切なのかなと思う。

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