111127 アウトラインプロセッサを探す旅(iPhone、iPad、Macとのデータ連携をめざして)
1 やっぱりアウトアインプロセッサ
1.1 思考を階層で整理
教師になってパソコンで文章を書くようになり、最初にパソコンならではのソフトだなぁと思ったのがアウトラインプロセッサでした。見出しを考え、それを階層化する。その段階で順序が異なると思えば、簡単に順序の入れ替えができる。見出しの階層も簡単に上位と下位を入れ替えられます。
また、参照したくないかいそうがあれば、それを折りたたんで見ないようにできます。
単純だけど、パソコンだからこそ簡単な操作ができます。
文章を書いていくとき、自分の頭を整理するとき、欠かせないツールになりました。
1.2 縦の流れで見ていける
考えついた事柄を様々な見方、考え方でつないでいく。これはアウトラインプロセッサ以外にも存在します。
例えば、マインドマップ。これは中心のテーマから放射線状に思考を広げていきます。
例えば、マンダラ。マインドマップよりもシステム化されているが、周囲の8つのマスに考え方その他を広げていきます。
例えば、図解。自分のルールに従って思考を整理していきます。
そんな中、アウトラインプロセッサの真骨頂は縦の流れで思考の流れをまとめていくことができることです。また、それをツリー状で見せるソフトもあります。
縦の流れで思考を見返していけばいいので直線的に物事を考えていく場合、とてもスムーズです。
2 2年前、iPhoneを買ってすぐに探したのがアウトアインプロセッサだった
だから、2年前にiPhoneを手にしたとき、アウトラインプロセッサアプリを探すのは自然の摂理でした。
2.1 ZeptoLiner
最初に購入したアウトラインプロセッサです。
感覚的な操作が可能なのでなかなかいい感じです。
しかし、使い続けなかったのは主に3点あります。
第一に長文を書く形式が考えられていないことです。わたしの間違いでなければ一文一見出しになっています。つまり、改行すると新たな見出しとなるわけです。これでいい方はいいのでしょうが、わたしとしては戸惑いました。わたし的には見出しの中に長文を書くような枠組みにしてほしいのです。
第二にiPhone版しか用意してもらえていないこと。ぜひiPadでも同じデータを扱って編集できるアプリがあるとうれしいです。
第三に他ソフトと共有することを積極的に考えられていないことです。アウトラインプロセッサで書いたデータをiPhoneの中だけで完結させようとはあまり思わないとおもいます。このアプリを作った方々はこのアプリをどのように使っているのでしょうね。ぜひ、パソコンと連携できる仕組みをしっかりつくってほしいです。
2.2 CarbonFin Outliner
次に購入したアプリはCarbonFin Outlinerです。
ネットを見るとこのアプリが一番評価が高いかな。わたしの見たところですけど。
ウェブに専門のデータを保存できる場がありWeb上でも編集できます。また、iPhone版、iPad版があるのでZeptoLinerで不満に思っていた部分が解消されている。一文一見出しではなく、見出しの中に長文を書くことができるのでこれもZeptoLinerでの不満を解消している。しかししかし。以下の部分でわたしはイマイチこれを使い続けることができません。
第一に横画面が使えません。わたしは苦労なく長い文章を書くためにスライド式キーボードをiPhoneにつけています。これで横画面で、かつ、全画面を文章を書く画面に使えるわけです。
蛇足ですが、わたしがiPhoneやiPadでBluetoothのキーボードを使うのは速く文章が入力できるのと同じくらい大きな理由で画面全体を使えるからということがあります。画面の半分くらいをキーボードに使われてしまうのはもったいないというのがわたしの感覚です。
しかし、CarbonFin Outlinerは横画面にしてBluetoothキーボードを使い始めると、ソフトウェアキーボード部分が真っ白に表示されたままで文章を入力したり閲覧したりできません。簡単に言えば、横画面には対応しているが、Bluetoothキーボードには対応していないということです。すっごくきになります。
第二に、ウェブでデータを編集できるのはいいのですが、せっかくパソコンで操作するのだからお気に入りのソフトで使いたいという気持ちがあります、
2.3 Simple Outliner
そこで、最近見つけたアプリがこれです。
横画面もBluetoothキーボードもバッチリです。
iPhone版、iPad版があります。
パソコン版はありませんが、アウトラインプロセッサの標準形式であるopmlでDropboxに出力できます。これは使えます。このアプリの欠点はこのアプリ単体でDropboxから取り込めないことです。
しかし、iPhoneの神アプリであるGoodreaderを使ってSimple Outlinerに取り込み直すことができることがわかりました。
これで使えるめどがたちました。
3 連携の方法
3.1 iPhone、iPad、Macと連携できるアウトライナーを
opmlで保存できるのでしたら楽勝です。なぜなら、パソコンのアウトラインプロセッサはopmlで書き出しができるのがあたりまえからです。
では、何を使うか?
答えは簡単に見つかりました。先週の日曜日、東京で橘大学の池田修さんにお会いしました。いつも持参しているMacBook Airをチラ見しました。すると、Treeを開いて何やら書き込んでいました。
「そうだ!Treeだね!」
いきなり、居酒屋さんで大声を出していました(笑)。
わたしのMacBookにもTreeがインストールされているのです。ただし、仕様ですけど。
そこで、帰宅するなり、App Storeで探して買いました。便利です。App Store。
Treeは名前通り、リスト表示とツリー表示を切り替えて表示編集できる、とってもシンプルで見やすいソフトです。文章を書いていく、考えていくことを邪魔しないという感じでしょうか。
3.2 理想はフォトストリーム
それで、連携です。
これからの理想は、フォトストリームだと思うのですよね。
iPhoneで何やらのデータを編集する(文を書く、音楽を作る、絵を描くなど)。それが自動的にiCloudを経由してMacのあるソフトのデータと関連して保存されていて、そのソフトを起動するとそのデータを参照できるようになっている。勝手な理想、予想では、フォトストリームでしたことを「写真」以外に展開できればと考えているのがAppleではないかと勝手に思っています。
しかし、今、写真以外でこのようなことはできません。だから、既存のサービスをうまく使うしかありません。
3.3 DropboxとGoodreaderと連携
ここで使うアプリ、そしてサービスは、iPhone版(そしてiPad版)のSimpleOutliner、マック版のアウトラインプロセッサ(わたしの場合はTree)、Dropbox、iPhone(またはiPad)アプリGoodreaderです。
書き始めをiPhone版Simpleoutlinerで書いたとします。それをDropboxに書き出します。
MacからDoropboxにアクセスし、目的のファイルを見つけます。右クリックして「次のアプリでオープン」を選択し、Treeで開きます。これでMacで文章を受け取り書き続けることができます。
これらをまた、iPhoneのSimpleoutlinerで読み取り、編集してみましょう。
iPhoneのGoodreaderを立ち上げます。そこでDropboxにアクセスします。ダウンロードします。
その後、そのファイルを指定し、「Action」メニューで「Open in ・・・」からSimpleoutlinerを選択します。
すると、Simpleoutlinerで所定のファイルを開くことができます。
ここで注意しなければならないのは、もともとのファイルも存在した上で新たにファイルを読み込んでいることです。間違わないようにファイル名を区別してつけるか、古いファイルを削除してしまうような注意が必要だと思います。
これで、そんなにストレスなく、わたしのやりたいことができるようになりました。
さて、あとはどれだけわたしが知的な生産ができるかどうかにかかっています。
1.1 思考を階層で整理
教師になってパソコンで文章を書くようになり、最初にパソコンならではのソフトだなぁと思ったのがアウトラインプロセッサでした。見出しを考え、それを階層化する。その段階で順序が異なると思えば、簡単に順序の入れ替えができる。見出しの階層も簡単に上位と下位を入れ替えられます。
また、参照したくないかいそうがあれば、それを折りたたんで見ないようにできます。
単純だけど、パソコンだからこそ簡単な操作ができます。
文章を書いていくとき、自分の頭を整理するとき、欠かせないツールになりました。
1.2 縦の流れで見ていける
考えついた事柄を様々な見方、考え方でつないでいく。これはアウトラインプロセッサ以外にも存在します。
例えば、マインドマップ。これは中心のテーマから放射線状に思考を広げていきます。
例えば、マンダラ。マインドマップよりもシステム化されているが、周囲の8つのマスに考え方その他を広げていきます。
例えば、図解。自分のルールに従って思考を整理していきます。
そんな中、アウトラインプロセッサの真骨頂は縦の流れで思考の流れをまとめていくことができることです。また、それをツリー状で見せるソフトもあります。
縦の流れで思考を見返していけばいいので直線的に物事を考えていく場合、とてもスムーズです。
2 2年前、iPhoneを買ってすぐに探したのがアウトアインプロセッサだった
だから、2年前にiPhoneを手にしたとき、アウトラインプロセッサアプリを探すのは自然の摂理でした。
2.1 ZeptoLiner
最初に購入したアウトラインプロセッサです。
感覚的な操作が可能なのでなかなかいい感じです。
しかし、使い続けなかったのは主に3点あります。
第一に長文を書く形式が考えられていないことです。わたしの間違いでなければ一文一見出しになっています。つまり、改行すると新たな見出しとなるわけです。これでいい方はいいのでしょうが、わたしとしては戸惑いました。わたし的には見出しの中に長文を書くような枠組みにしてほしいのです。
第二にiPhone版しか用意してもらえていないこと。ぜひiPadでも同じデータを扱って編集できるアプリがあるとうれしいです。
第三に他ソフトと共有することを積極的に考えられていないことです。アウトラインプロセッサで書いたデータをiPhoneの中だけで完結させようとはあまり思わないとおもいます。このアプリを作った方々はこのアプリをどのように使っているのでしょうね。ぜひ、パソコンと連携できる仕組みをしっかりつくってほしいです。
2.2 CarbonFin Outliner
次に購入したアプリはCarbonFin Outlinerです。
ネットを見るとこのアプリが一番評価が高いかな。わたしの見たところですけど。
ウェブに専門のデータを保存できる場がありWeb上でも編集できます。また、iPhone版、iPad版があるのでZeptoLinerで不満に思っていた部分が解消されている。一文一見出しではなく、見出しの中に長文を書くことができるのでこれもZeptoLinerでの不満を解消している。しかししかし。以下の部分でわたしはイマイチこれを使い続けることができません。
第一に横画面が使えません。わたしは苦労なく長い文章を書くためにスライド式キーボードをiPhoneにつけています。これで横画面で、かつ、全画面を文章を書く画面に使えるわけです。
蛇足ですが、わたしがiPhoneやiPadでBluetoothのキーボードを使うのは速く文章が入力できるのと同じくらい大きな理由で画面全体を使えるからということがあります。画面の半分くらいをキーボードに使われてしまうのはもったいないというのがわたしの感覚です。
しかし、CarbonFin Outlinerは横画面にしてBluetoothキーボードを使い始めると、ソフトウェアキーボード部分が真っ白に表示されたままで文章を入力したり閲覧したりできません。簡単に言えば、横画面には対応しているが、Bluetoothキーボードには対応していないということです。すっごくきになります。
第二に、ウェブでデータを編集できるのはいいのですが、せっかくパソコンで操作するのだからお気に入りのソフトで使いたいという気持ちがあります、
2.3 Simple Outliner
そこで、最近見つけたアプリがこれです。
横画面もBluetoothキーボードもバッチリです。
iPhone版、iPad版があります。
パソコン版はありませんが、アウトラインプロセッサの標準形式であるopmlでDropboxに出力できます。これは使えます。このアプリの欠点はこのアプリ単体でDropboxから取り込めないことです。
しかし、iPhoneの神アプリであるGoodreaderを使ってSimple Outlinerに取り込み直すことができることがわかりました。
これで使えるめどがたちました。
送信者 ICT関連 |
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3 連携の方法
3.1 iPhone、iPad、Macと連携できるアウトライナーを
opmlで保存できるのでしたら楽勝です。なぜなら、パソコンのアウトラインプロセッサはopmlで書き出しができるのがあたりまえからです。
では、何を使うか?
答えは簡単に見つかりました。先週の日曜日、東京で橘大学の池田修さんにお会いしました。いつも持参しているMacBook Airをチラ見しました。すると、Treeを開いて何やら書き込んでいました。
「そうだ!Treeだね!」
いきなり、居酒屋さんで大声を出していました(笑)。
わたしのMacBookにもTreeがインストールされているのです。ただし、仕様ですけど。
そこで、帰宅するなり、App Storeで探して買いました。便利です。App Store。
Treeは名前通り、リスト表示とツリー表示を切り替えて表示編集できる、とってもシンプルで見やすいソフトです。文章を書いていく、考えていくことを邪魔しないという感じでしょうか。
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3.2 理想はフォトストリーム
それで、連携です。
これからの理想は、フォトストリームだと思うのですよね。
iPhoneで何やらのデータを編集する(文を書く、音楽を作る、絵を描くなど)。それが自動的にiCloudを経由してMacのあるソフトのデータと関連して保存されていて、そのソフトを起動するとそのデータを参照できるようになっている。勝手な理想、予想では、フォトストリームでしたことを「写真」以外に展開できればと考えているのがAppleではないかと勝手に思っています。
しかし、今、写真以外でこのようなことはできません。だから、既存のサービスをうまく使うしかありません。
3.3 DropboxとGoodreaderと連携
ここで使うアプリ、そしてサービスは、iPhone版(そしてiPad版)のSimpleOutliner、マック版のアウトラインプロセッサ(わたしの場合はTree)、Dropbox、iPhone(またはiPad)アプリGoodreaderです。
書き始めをiPhone版Simpleoutlinerで書いたとします。それをDropboxに書き出します。
MacからDoropboxにアクセスし、目的のファイルを見つけます。右クリックして「次のアプリでオープン」を選択し、Treeで開きます。これでMacで文章を受け取り書き続けることができます。
これらをまた、iPhoneのSimpleoutlinerで読み取り、編集してみましょう。
iPhoneのGoodreaderを立ち上げます。そこでDropboxにアクセスします。ダウンロードします。
送信者 ICT関連 |
その後、そのファイルを指定し、「Action」メニューで「Open in ・・・」からSimpleoutlinerを選択します。
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すると、Simpleoutlinerで所定のファイルを開くことができます。
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ここで注意しなければならないのは、もともとのファイルも存在した上で新たにファイルを読み込んでいることです。間違わないようにファイル名を区別してつけるか、古いファイルを削除してしまうような注意が必要だと思います。
これで、そんなにストレスなく、わたしのやりたいことができるようになりました。
さて、あとはどれだけわたしが知的な生産ができるかどうかにかかっています。
- 2011.11.27 Sunday
- ICT
- 23:01
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- by あべたか