121029 学習発表会が終わった〜その2〜

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    学習発表会で何をやるか、そして、脚本をどのように作っていったかという話を前回書いた。
    ここまで、いろいろとやっているなと思われるかもしれない。しかし、わたしがやることはこのまでである。

    (ちょっと語弊があるかもしれないけど。)

    あとは、子どもたちの活動をファシリテートするだけだ。

    過去の学習発表会に比べても、ほとんど何もしない学習発表会だった。
    『学び合い』の考え方に出会ってから、
    「これは、教師がやるべきことか。子どもがやるべきことか」
    ということを考えるようになった。わたしたち教師は、子どもがやるべきこと、考えるべきことを学習発表会という外部に見られることを意識した見栄で子どもたちがやるべきこと、考えるべきことまでをもやってしまう。

    ただし、子どもたちに任せるにしても、任せ方が問題だ。

    実際の練習に入るまでに3回のホワイトボード・ミーティングを使った意識付けを行った。

    1回目は、場面ごとにチームとして扱い、目標を考える。
    どんな、小学校生活最後の学習発表会における思いをそれぞれが語り合い、チームとしての思いを共有した。
    この時間の最後は、模造紙に大きく稲村に火がついているイラストをわたしがおおざっぱに描き、その中に一人一人が学習発表会に対する思いを書いてもらうビーイングをして終えた。

    2回目は、1回目の話し合いをもとに、自分たちの目標を達成させるために、どのようにして練習していくか「進め方、方法」を話し合う。
    もちろん、体育館の配当があるので、そのあたりは子どもたちに話しておく。
    場面稽古(部分稽古)は8回。そのご3回は通し稽古。その後本番。
    1回の練習方法は、2つずつ兄弟場面として設定し、お互いに助言し合うとよい。
    1時間を3回に分け、兄弟場面ごとに体育館にきて、体育館に15分ずつ舞台稽古を行うようにする。
    体育館にいないときは、教室などの空き教室でそれぞれ練習すること。
    体育館の舞台は練習というより、教室で練習をしてきたことの確認と考えるとよい。
    ここまでを伝えて、目標に迫るまでの練習方法を任せた。

    3回目の話し合いは、大道具、小道具についてである。場面ごとに必要なものを洗い出し、いつまでにどうやってつくるかを話しあった。
    教師によっては、ここにずいぶん介入して、見場をよくするために教師主導で進めることをよく見る。
    しかし、わたしたちはここも子どもたちに任せた。
    子どもたちに語る言葉といえば、
    「計画通りに進んでるの?」
    「場面をまたがって使う道具があるから、ぶつからないように、作らないものがないように、だけ気をつけてね」
    だった。

    このまで、セッティングしたら、あとはこどもたちに任せて、その時々に子どもたちに勇気付けの言葉がけをしてあげればいい。
    体育館での練習は12回。それ以外には練習しない。与えられた時間だけで全てをこなす。

    今までの学習発表会の中でも、本当にわたし自身の忙しさがなかった。
    練習を進める中で、これでいいんだという気持ちと、あれ?こんなにやることなくて、何もしなくていいのか?という気持ちが途中混在していた。
    自分がやった!やった気がする!というきもちを持つにはいろいろと子ども以上に動く必要性があるのだろう。
    しかし、やるのは子どもである。
    やる気を出す仕組み、指示、命令を出さなくともやることができる仕組みさえ、設定してしまえば、それでいいのだということが今回のことで、よくわかった。

    果たして、当日。
    わたしの経験した学習発表会の演目の中でも、素晴らしい演技を披露して終えた。

    本当に、当日に強いというか、当日にちゃんと標準を合わせることができる子どもたちである。
    すごい。
    めったに、感激感動をしないわたしであるが、同僚に
    「なんだか、少し目がうるんでいましたよ」
    と言われるくらい、感激、そして興奮していた。

    結果オーライの学習発表会だったが、振り返ると、様々なしかけをしてきたように見えるが、もし、成功したと言えるのなら、最大の原因は、わたしもtakefumieさんも日常的に「学び合い」の考え方で授業を学級をつくってきたからだと思う。
    どんなときでも、なにをやるでも、学び合いであり、協力協同であるのだから、子どもにとってはわたしたちが強調しなくともそれが当たり前なのである。

    1年半、子どもたちとそんな文化の中生活してきているので、わたしたち指導者がキリキリしなくても普通に実施し、成功したと言える。

    そういう意味では、地域の方、保護者、同僚、そして、takefumieさんに感謝したい。
    満足感いっぱいの学習発表会だった。

    これを、また、次につなげよう!

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