121110 「MAPミーティング2012」参加感想

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    谷を抜けて、海に向かう海岸が見えそうになったとき、そこまで浮かれて一人でドライブしてきたわたしの脳天が直撃を受けた。
    わたしが向かっていた「宮城県志津川自然の家」は南三陸町にあったのだった。
    それをこの瞬間、あらためて実感した。
    わたしは、息子の学習発表会があったためにMAPミーティングに途中参加。そのときの話も震災をどのように過ごし、切り抜けたかということが中心だった。頭の中でどのように受け止めて、消化していいのかわからない。家に帰ってからもどのように考えていいのかわからないでいる。津波の被害、放射線の被害、いろいろと交錯して頭がごちゃごちゃになった。
    津波があり、身近な大切な方を失い、それでも、協力、協同、協働し、前にすすもうとしてきた方々。
    方や、目に見えない放射線と向き合い、協力するよりも、一人一人自分の家の中に閉じこもって悶々としていたわたしたち福島県民。
    どちらもどちらだし、部屋を整理するように自分の思うがままに整理することは難しいのだと思う。
    ただ、津波に関しては、わたしの生活圏の外なので本当にガツンときた。
    あの頃、時間があっても何もできないでいる自分を責めてた。あのときのモヤモヤを思い出した。今だって、仕事をしてるだけで何もしてないんだけどね。

    MAPというのは、宮城県アドベンチャープログラムの頭文字をとったもの。宮城県ではずいぶん前からプロジェクトアドベンチャーを公的に宮城県で導入し、推し進めてきた。そこにプロジェクト・アドベンチャーとは直接関係のないわたしが招かれたのである。

    その意図は、教科学習において、プロジェクト・アドベンチャーのような考え方やアクティビティをうまく取り入れられないかということの参考として、わたしの日常的な授業実践を紹介してほしいのだと読み取った。

    活動中心の授業を日常的に行っている私。ちょうど、自分の実践を紹介すればよいと思い、アクティビティを2つ。わたしの学級の授業の様子を3つ、そに伴う理論的な背景を紹介してきた。
    少しでも役立っていればいいな。

    帰りに感想をいただいてきた。以下にダイジェストを紹介します。みなさん、お世辞がうまい。
    ま、プロジェクト・アドベンチャーという信頼関係をもとにした体験活動を積極的に取り入れている方々である。この考え方を日常の教科授業に用いましょうという提案がわたしの中心である。スムーズにうけいれやすいのは確かなのだと思う。

    わたし自身、普段の授業と平行してプロジェクト・アドベンチャーもうまく取り入れることができたらいいなと思っている。

    【感想】
    • 教科指導をクラスづくりの中心にしていらっしゃるのはとても共感できました。このような実践に勇気をいただきました。
    • わたしたちも協同学習とプロジェクト・アドベンチャーのマッチングを進めていくときっと学校が楽しくなると考えています。プロジェクト・アドベンチャーが学校で展開する難しさはコミュニケーションの時間が足りないということなので、協同学習の連携をもっと進めていくということを個人的にもはじめています。
    • 授業づくりを通して、学級づくりを行うという実践をお聞きし、わたしたち中学校担任でもやっぱりやれるという背中を後押しされた気持ちになりました。今日の社会、算数、国語の実践イメージを明日からのわたしの授業でも盛り込ませていただきます。
    • 共感したことで言葉になっていないことがあります。生徒(児童)は学校で最も多く過ごす時間が授業であることです。その授業を最大限有効に使うことによってコミュニケーションのトレーニングや発表のトレーニングなど行うことができるし、人間やクラス作りも同時に行うことができると思います。だから授業は大切。
    • 歴史人物を当てたり、新札の人物を考えたり、人と関わり合いながら学ぶのはやはり楽しいことですね。教科学習の中でも取り入れて実践していてすてきです。
    • 学びの場の理想的な形で授業づくりされていてすばらしいと感じました。生徒の可能性、力をしっかりと捉え、信頼しているんだと感じました。
    • こんな枠のない授業があるんだ!と驚きでした。受けてみたいです。教育に対する信念(?)がしっかりしているからこそできるんだなと思いました。
    • 子どもたちを信頼する信頼されることに応える授業に感銘を受けました。子どもの学びの場を提供することの大切さ。実践にうつしたいです。
    • 他の先生方との友好な関係づくり(教員集団、学校全体の取り組み)興味があります。
    • 「授業を中心に学級をつくっていく」方向にシフトしていかなければと思いました。協同学習の4つの定義を意識してはいるのですが、うまく回らないことも多く、それが悩みの一つでした。人間関係の構築がまずあってその上で授業中の関わり合いが充実すると思っていたけれど、そうじゃないってことに気づきました。
    • 授業で人間関係をつくる、学び合いをしていく、こういう視点が今後、MAPでも大切にしていきたいことだし、具体的なアクティビティを生かすことも大切だし、このバランスが必要なのかなと改めて思ってます。
    • わたしの学校の研究も「学び合い」を語ったテーマです。ただ、肝心の「学び合い」をどうイメージするかがあやふや。目からうろこでした。子どもってここまでできるんだ!と感動しました。そのうち参観させてください。






    コメント
    週末の貴重な時間,MAP研究会のために,遠路本当にありがとうございました。東北の教育を大切に考えていらっしゃるあべたかさんに与えていただいた学びは,大きな財産となります。これからも,私たちのためにすばらしい教育実践を発信してください。
    • えんやす
    • 2012/11/12 9:05 PM
    えんやすさん。貴重な経験をさせてもらって感謝です。
    えんやすさんが声をかけてくださらなければ、全然触れることができない世界でした。なんか、ちょっとした人生観が変わりました。本当に感謝です。

    >東北の教育を大切に考えていらっしゃるあべたかさんに

    ははは。口ではかっこつけて言うときがありますけどね。態度が伴わないので、せめても、言葉にすることで周囲からなんらかのプレッシャーをかけてもらおうかなといういつもながらの他人任せの活動です。ははは。
    • あべたか
    • 2012/11/12 9:13 PM
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