110611 レポート研究会初参加〜上條さんにビシバシしごかれる!〜

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    レポート研究会


    わたしにとっては伝説の会に昨日は初めて参加させてもらいました。
    その名も「レポート研究会」。
    中心となる上條晴夫先生(東北福祉大学)の研究室がその場所です。
    わたしの記憶によれば、上條さんが東京に在住の頃、その仲間たち(わたしが今でも尊敬する方々)と定期的に開いていた会です。
    その内容を聞くたびに、すごい話し合いをしているなと思いつつも、わたしのような小心者が参加したのではお荷物であろうと、若い時のわたしは思っていました。

    上條さんがいよいよ仙台にてレポート研究会を始めたということは聞いてはいたのですが、自分から混ぜてくださいといっていいものかどうか迷っていました。わたしにとってはとても高い門です。そんな中、今年度、上條さんの方からわざわざわたしを誘ってくださいました。光栄なことはあっても断る理由がありません。ぜひに!と仲間にいれてもらいました。

    さて、昨日がわたしにとっての初参加。
    顔見知りの方々ばかりとはいえ、それはそれ。小心者のわたし。
    気持ちはドキドキです。
    上條さんを除くと経験年数は一番あるわたし。しかし、経験だけあって内容がありません。文章の書き方にもいまだに自信がありません。

    で、前日の金曜日。
    何を持って行こうか考えて、結局は、今、わたしが行っている社会科の授業システムをレポートにして持って行きました。

    さてさて。
    その結果です。
    予想通り、コテンパンにやられました(笑)。
    玉砕という感じです。

    それぞれがお互いに思ったことを素直に質問し合い、提案し合います。
    だから、キツイの何のって(笑)。
    ま、上條さんが東京でやられていた時よりは、お手柔らかにされているような気がしますが(わたしたちは、まだあの方々に迫るような力がないと実感しています)。

    自分のレポートを通して感じたことは大きく2つあります。

    第一は、わたしはまだまだ「子ども中心」ではなく「教師中心(わたしがやりたい方法中心)」で授業を組み立てているということを改めて実感したということです。
    わたしはレポートの中で、本実践の課題として、現時点でこの学習の進め方になじめない(抵抗を示す)子がいることを書きました。
    その瞬間、上條さんから
    「意味わかんない」
    「なぜこのレポートを書いてきたのか?」
    「なぜこの授業をやっているのか?」
    とキツイ一言をいただきました。
    最初、上條さんが何を言っているのかわかりませんでした。
    しかし、次の一言で頭をガツンと殴られます。
    「この学習の進め方になじめない子がいるわけでしょ?だったら、どうしてその子が学習活動に抵抗なく混ざれるように、楽しく入れるように学習の進め方を変形しないわけ?」
    「あのね、この授業の進め方は阿部さんが考えたわけじゃん。だったら、考案者として責任があるわけさ。少なくとも目の前の子どもたちが参加できて、効果があるような形にカスタマイズ、またはバージョンアップする努力をしなくちゃいけないでしょ」
    「阿部さん、パソコンが好きで、そちらに関しては自分が使いやすいようにカスタマイズ、バージョンアップしているのだから、授業でもそのあたりを模索しなくちゃだめでしょ」
    キツイなぁ(苦笑)。相変わらずキツイなぁ(笑)。
    歯に衣着せぬ言い方をするのが、上條さんの方からすてきなところ。
    頭にガツンと一発くらいましたが、真実のことを言われてしまっているので納得するしかありません。
    しっかりと持ち帰り、考え直したいと思ったところです。

    第二は、自分の性根というか取り組み方です。わたしは実力もないのに「大きな装置」が好きなのだということです。今回、持参したレポートは単元全体から1時間の授業の進め方を含んだシステムを書いて行きました。これは、とても大きな装置です。
    で、大きな装置は教育技術などの他にその先生の教育観、授業観などの思想が含まれてくるという話になりました。全体をひっくるめて授業を進めるわけです。ちょっくらやっってみるという感じにはならないはずです。で、この「大きな装置」の例としては『学び合い』、築地久子さんの実践、奈良女附属の先生方の授業、見たこと作文、ライティングワークショップ、・・・などなどが入ります。
    小さな装置とは、教育観や授業観のような大きな風呂敷は必要なく、授業の中でちょっとやっちゃえるようなものです。協同学習の技法の多くはこれに当たります。
    例えば「ライト=ペア=スイッチ」という技法があります。自分が書いた文章(例えば授業の振り返りでもミニ作文などでもなんでも)を3人の人に読み上げて感想をもらうとうようなものです。これは教育観などと大上段にかまえなくとも普通にどんな授業の中でも取り入れられる技法です。
    しかし、わたしは無意識のうちに「大きな装置」を取り入れてやろうとします。
    築地久子さんを真似ようと思ったのもそうでした。見たこと作文をやってみようと思った時もそうでした。『学び合い』もしかり。
    なんだか、上條さんに見透かされています。
    ふうっ(苦笑)です。
    「大きな装置」を展開していくということはそれだけ、その実践者(つまり、今回はわたし)に大きな覚悟が必要です。そして、ぶれないことが必要です。しかし、わたしはその都度ぶれまくっています。46歳にしていまだにブレまくりです。
    ははは。
    なんとかしなくちゃいけません。自分。

    先週は東北青年塾で、杉渕先生にガツンとやられました。
    昨日のガツンはまた種類の違うガツンです。
    5人という少人数の中、自分に火をつけてもらう感じでした。

    次回、ちょっとはまともなレポートを書いて行くように努力したいと思います。

    その後のタイ料理、美味しかったぁ。
    タイ料理


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    110522 ケーガン勉強会(協同学習勉強会)に行ってきた

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      「授業づくりネットワーク」が主催する「ケーガン勉強会(協同学習勉強会)」に出かけてきた。
      最近のわたしのアンテナにひっかかる一つがこの「協同学習」である。

      まず、講師の関田一彦先生(創価大学)から、多様性(多様な子ども、環境)の今、一斉授業だけの授業は考えられない。協同学習のような多様性を認める学習の考え方、学習方法を考えていかなければならない、というところから始まった。

      「協同学習」そのものは歴史が古く、主にアメリカで研究されてきた、考え方であり方法である。
      その「協同学習」にも様々な考え方、アプローチなどがあり、わたしたちは今回「ケーガン博士」の考え方にたった「協同学習」について学んでいくことにした。

      そこでケーガン博士の立場ということで「7つのポイント」と「4つの定義」が紹介された。
      IMG_0067

      わたしは、2月に創価大学で「協同学習ベーシック」を受講して、協同学習を取り入れた学習を少しずつ取り入れようとしている。が、なかなかうまくいかない。
      それはなぜかというと、やんちゃな子どもたちが多い我が学級は、「協同学習」のスタートに立とうとしないときがある。

      例えば、自分の役割が任されたり、自分の責任を確認されたり。
      真面目な子にとっては、これでやる気が出たり、プレッシャーになったりして「効果的」に働くことがあろう。しかし、最初からやる気が萎えている子にとっては、役割が任されようと、自己の責任を強調されようと、「班のメンバーに迷惑をかけてもいいや」「自分ができなくたっていい」という事になってしまう。
      つまり、「協同学習」とは「協同学習をやってもいい。やろう!」という考えを全員の子どもたちがもっていないと学習を進められないのではないか。つまり、協同学習の前提条件があるのではないかと思っていた。

      ケーガン博士は、そのあたりのことも考えて「ポイント」と「定義」を考えている。
      なるほどと思った。

      ケーガン博士の考える「協同学習」の枠組みは、シンプルでわかりやすい。下の図で授業、そして、ストラクチャが考えられる。
      IMG_0068

      まずは、授業を複数の学習活動が集まってできていると考える。
      学習活動は「学習内容+活動手順」からなる。
      活動手順には対人スキル領域と学習スキル領域からなる。
      それで、本時の「めあて」に基づいて、対人スキル領域と学習スキル領域から相応しいスキルを選び授業を組み立てる。

      ここからは、授業実践者であるわたしたちが、がんばらねばならない。
      今後、再び勉強会がある。
      その時までに、自分なりの実践を行い、レポートを書いて持って行けるようにしたい。
      とにかく、わたしの中では大変腑に落ちることが多いケーガン勉強会であった。

      人数も20人と少しで、質問をいくらしてもかまわないという雰囲気があってよかった。
      普段は質問をしないで過ごすわたしも、何度も質問してしまうくらい、素敵な時間帯であった。


      110517 SMILEに参加

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        外出(研修)に出るのを控えていた私だが、そろそろ外出の虫が騒ぎ出して、日曜日から出始めた。
        最初は、震災前から申し込んでいた「SMILE」。
        「SMILE」とは、ヒューマンギルドが設定した「アドラー心理学」の講座である。実はわたしは1月にこのヒューマンギルドが開設しているアドラー心理学ベーシックコースに参加している。
        このコースの次に選んだのがこのSMILEである。
        もちろん、ヒューマンギルドで開設しているのだが、ぜひ東北で開くのであればそちらで体験してみたいと思っていた。
        東北で探して見つけたのが今回のSMILEなのだ。



        SMILEは、Seminar of Mother(Father)-Child Interaction with Love and Encouragementの略である。
        日本語にすると、「愛と勇気づけの親子関係セミナー」という。
        タイトルに「親子関係」となるから、もちろん、お子さんをもった保護者の方が参加することが多い。
        しかし、これはそのまま、教師と生徒、夫婦、同僚、上司と部下などと対人関係に使える。

        基本、ベーシックセミナーは理論的、SMILEが実践的と聞いていた。
        が、思ったよりもそんなにきっちりと理論的、実践的と別れた訳じゃなかったかな。

        それ以上に、やっぱり「人間=つまりわたし」は関係性の動物だよなぁとつくづく感じたことがある。
        東京で開催されたベーシックセミナーに集まった方々は、約20名。
        周囲の様子を見ながら、自分の立ち位置を決めるわたしは、このくらいの人数になるとまずはドンドン前に出てくる人たちのことをじっくり観察する。で、ある程度の割合で前に出てくる人がいると感じた瞬間、全体から隠れるように自分の存在を隠す。というか、物静かにいるかいないかのように過ごす。

        SMILEの参加者は、8名。
        人数も少なく、私の見るところ、物静かな方が多い。
        これは、わたしも積極的に参加しないと話し合いが回転しないなと感じた。
        そこで、ベーシックセミナーでは見られないくらい発言し始める私。

        つくづく、関係性の動物だなと感じる。

        また、ここでの8名との出会いはわたしにとっても貴重な出会いになるように思う。
        大切にしたい。

        2週間後にまたある。
        宿題もある。

        楽しみだ。
        アドラー心理学。
        知れば知るほど、すてきな心理学。というか、考え方であり、技法である。

        110508 第3回校内研修〜学級づくりプランを共有する〜

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          IMG_1655

          第3回の校内研修。

          今年度の本校は、「学力向上」を視野に入れた「学級集団づくり」がテーマだ。
          子どもたちの自主自立を育む学級集団をサポートしながら、それがきちんと学力向上につながることということを考えている。

          第1回は、4月に入ってすぐ。これは、課題と目標の共有を念頭に、3つのテーマについて3つの場(模造紙中央にテーマを書く)に別れてワールドカフェをした。

          第2回は、今年度の研修の計画の確認。これは、わたしが説明をしただけで終わり。

          第3回(5月6日)。いよいよ本格的に研修を始めたという感じ。
          本校は、およそ月に1度、まとめて研修の時間として確保できる。約1時間。
          今回は、各学級担任に学級づくりプランをいうのを作成してきてもらっていた。
          それをもとに、小グループになって話し合う。
          ・自分の学級づくりプランをみなさんに知ってもらうこと
          ・同僚から感想、質問、意見をもらうこと
          を通して、それぞれの学級づくりプランを共有し、個人の力量アップとその結果学校力のアップを目指している。

          で、この学級づくりプラン。昨年度のものをベースに進めている。
          学級づくりプランのベースになっているのが、赤坂真二先生が提唱している「ステーション授業」ある教科、教育活動を「駅(ステーション)」に見立てて、学校教育活動、日常生活、教科での学習につなげていくことを考えている。
          学級活動や道徳などでよくありがちなのが、授業の中でそれこそ、大人が舌を巻くほど立派な意見を交流し合っていた子どもたち(例えばゴミを捨ててはいけない、道ばたに落ちているゴミは披露のが当然)が、授業が終わった瞬間、あんなに素敵な話をしていたことがウソのような振る舞い(例えば、平気で教室にゴミを捨てる、教室に落ちているゴミを平気でまたぐ)をするというのがよくある。で、ステーション授業というのはそういうのをなくそう。学習したことが日常生活や学習につながるものにしようという「考え方」「主張」と見る。
          で、このステーション授業の考え方を見やすく体系化した図式にしてくれているのが、北海道の加藤恭子(通称:かときょん)さんが勤務していた学校。
          で、もうしわけないけど、本校ではそのフォーマットをほとんどそのままいただいている。

          このA4判1枚の中に、
          ・学級の現状
          ・目指す学級像
          ・日常の教育活動
          ・「学級の現状」から「めざす学級像」に迫るための主な授業を4つ
          ・5月のQ-Uの結果分析
          ・11月のQ-Uの結果分析
          が書き込めるようになっている。

          今回は、現段階での「学級づくりプラン」をもちより交流した。
          この「学級づくりプラン」はどんどん進化するものであると考えている。その途中途中で、子どもたちの様子が変わっていった場合、どんどん書き換えて良いと先生方で意思疎通を図っている。

          で、次回からはこの「学級づくりプランに書かれている」一つ一つをA4判1枚のレポートにまとめて(もちろん、フォーマットは研修チームで用意)小グループで話し合っていく。

          具体的には、
          ・5月のQ-U調査の結果と分析の交流
          ・日常の教育活動の交流
          ・「めざす学級像」に迫るための授業についての構想、または結果レポート その1
          ・「めざす学級像」に迫るための授業についての構想、または結果レポート その2
          ・11月のQ-U調査の結果と分析の交流
          という感じだ。

          また、年に2回、上條晴夫先生(東北福祉大学)をお招きして、授業を見てもらうことと、講演とを考えている(まだ、交渉中だけども)。

          何度も書くが、原発問題で先生も子どもたちも、もちろん、保護者も悶々としている。
          当たり前だ。
          でも、やれることをやって、集中すべき時には集中し、意識を高めていきたいと思う。


          110405 校内研修はじめの一歩

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            本日、今年度、初めての校内研修。
            明日はいよいよ入学式。
            でも、なんとなくまだ始まる気分ではない。
            でも、そんなこと言っていられない。
            自分にも、そして、同僚にも、少しずつ「よしやるぞ!」というやる気を喚起させるためにも、45分のワークショップ研修のプレゼンの画面とプログラムを準備した。

            まずは、「ガンマンじゃんけん」と「セブンイレブンじゃんけん」をしてアイスブレイク。
            少し、先生方から笑顔が溢れた。よかった。少し、無邪気にならないとね。
            次に、タイトル。

            genshoku1.001

            昨年度の研究をざっと振り返って、さて、残り40分でやることを提示。
            「目指す学級像」「信頼関係の確立」「ルールの確立」の3つのテーマでワールドカフェを行うことを示し、ワールドカフェのやり方を説明。

             genshoku9.009

            多くの方が初めてのワールドカフェ体験なのに、楽しく「会話」と「記録」ができた。

            SANY5833_2

            ある先生がぽつり。
            「こんな機会がないと、こんな話しないし。」
            とっても嬉しい言葉。

            次の研修(4月15日)には、紙ベースで、今年度の研修のすすめ方と見通しを提案するつもり。
            どんな1年になるのか、まったく見通しが付かないわけだけど、「子どもたちの自立」を目指し、「信頼関係」をベースにした学級づくりを通して「学力をも上げる」という研修をしていくつもり。

            やります。
            わたしは、こういう部分でがんばることが自分の役割と思っているから。
            しっかりと進めるのがわたしの役割。




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